個人でできる地球温暖化対策として、とても手軽にできるのが打ち水です。でも、打ち水はやり方を間違えると効果を得られないんです……。正しいやり方をマスターしましょう!
打ち水は朝か夕方におこなう
打ち水をすることによって家の周りの気温を下げると、エアコンを使う時間を減らすことができます。その結果、CO2の排出量も減らし、地球温暖化対策になるというわけです。
でも、12~14時ぐらいの暑い時間帯に打ち水をすると、逆効果になってしまいます。暑すぎるときに打ち水をするとすぐに水分が蒸発し、結果的に湿度が上がるだけになるので、余計に暑く感じてしまうことになります。
打ち水の効果を引き出すためには、朝一番に打ち水をして地面の温度を冷やしておくか、もしくは夕方に打ち水をして温まった地面を冷やすのがおすすめです。
日陰へ・広範囲にわたって
日当たりのいいところに打ち水をしてもすぐに水が蒸発してしまい、かなり多量の水をまかないと温度を下げることができません。日陰なら最低限の打ち水で、最大限の効果を得ることができます。
また、打ち水をするときには一部だけでなく、広範囲にわたって水をまくようにしましょう。広範囲の地面をしっかり冷やすことによって気温を下げやすくなる、というわけです。
日当たりのいいところにパッと水をまくだけでは打ち水の効果は半減してしまうので、気を付けましょう。
水を有効利用しよう
打ち水に使う水は、新しい水道水である必要はもちろんありません。お米のとぎ汁やお風呂の残り湯など、一度使った水をリサイクルすれば環境への負担を減らすことができますね。
水をまく方法としてはバケツに入った水を手やひしゃくを使ってかけるのもいいですが、じょうろを使えばまんべんなく広範囲にわたって打ち水ができるので、使う水を最小限に抑えることができますよ。
打ち水をすることによってエアコンの使用時間を減らせば地球温暖化対策が手軽にできるので、ぜひ参考にしてくださいね。